【物忘れ改善】アラキドン酸の効果や多く含む食べ物って?
「最近物忘れがひどくて困っちゃう」
わずか数分前の出来事を忘れてしまったり、今何をしようと思ったのかが思い出せない…なんていう「物忘れ」に愕然とすることはありませんか?
自分にはまだまだ先のこと」と思っていた「認知症」や「アルツハイマー」が急に身近なものに感じ、恐ろしくなったりもします。
果たしてこれら脳の疾患を未然に防ぐことはできるのでしょうか?
脳に良いとされている栄養素としてDHAはよく知られていますが、
実は近年もっとパワフルな「脳に良い栄養素」の研究が進んでいるのです。
脳に良いアラキドン酸とは?
DHAやEPAなど、いわゆる「必須脂肪酸」と呼ばれるものの仲間がアラキドン酸です。
肉や魚、卵などの動物性たんぱく質に多く含まれ体内に入ると細胞膜やホルモンの材料となります。
また脳の機能を高める作用があるとして、医療や介護の世界で今熱い注目を集めています。
また人の脳の海馬に多く含まれていることから脳の発達には欠かせない栄養素としての認識が高まっています。
アラキドン酸の特徴
脳の発達に無くてはならないアラキドン酸ですが、哀しいかな加齢とともにぐんぐん減少してしまいます。
これは高齢になるほど認知症の発症率が高くなることとリンクしています。
では年齢と共に減少するアラキドン酸に歯止めを効かせ、体内に保持するためにどうすればいいのでしょうか?
実はアラキドン酸は体内ではほとんどつくることができないため「食品で補う」しかないのです。
多く含まれる食べ物と量の目安
含有量が多いのが
- 豚レバー、ついで牛肉や鶏肉などの動物性たんぱく質
- ひじき、昆布などの海藻類
です。
おおよその目安としては約240mgとされています。これは鳥モモ肉でいうと約1枚分、
真イワシでいうと約6尾、また卵のみだと約3個分にあたります。
また、
にも含まれています。
栄養バランスを考慮すると様々な食品からまんべんなく摂取するのが理想的です。
アラキドン酸効果とは?
脳挫傷の後遺症、アスペルガー症候群、発達障害、自閉症などへの効果が期待されているほか、
うつや統合失調症など「心の病」にも効果がみられるとされ、これからの時代には欠くことのできない栄養素といえます。
最後に
脂肪は「あまり摂らない方が良い」というイメージがあります。
しかしからだを構成する栄養素であるアラキドン酸始めとする必須脂肪酸は、脳の健康と発達には欠かせないものなのです。
大事なポイントは「良いものを適度に摂取する」ことで、良いからとそれだけを摂り続けるのではなく「バランス良く摂る」ということ。
また過剰摂取には発がん性やアレルギーなどの副作用がみられることから十分な配慮が必要です。
「もの忘れ」そのものを「残念なこと」としてフォーカスするのではなく
「あ~忘れちゃった~ま、いっか!」と楽観的に思うことも脳のためにはプラスになるものです。
栄養面と思考面の両方からポジティブに取り組めば、いつでも快適な脳内環境でいられることは間違いありません!