【妊婦の飛行機利用】いつから?危険性は?
独身時代、国内外を飛行機で飛び回りアクティブに過ごしていた方も多いかと思います。
LCCなどの普及によって、飛行機代も安くなったこの大移動時代。
結婚しても色々と旅行にいきたいところですよね?
ですが、妊娠中の妊婦さんにとってはなかなかそういうわけにもいきません。
小さな命を預かる身としては、飛行機に乗るのは危険かも?と心配になります。
ですがお子さんが生まれると、それこそしばらくは旅行も控えないといけないので、今がチャンス!でもあります。
そこで今回は、妊婦さんが飛行機を利用する時期や危険性などについてです。
妊婦が飛行機に乗る危険性
まず飛行機に乗る事への危険性についてです。
妊娠中はなるべくストレスフリーな状態で、お腹に危険が及ばないように安静にしておく事が求められます。
飛行機に乗ることで、
- 気圧で内臓圧迫される可能性
- 酸素不足が心配
- 急な温度変化
- エコノミー症候群など
機内の気圧が大きくかわる、離陸時と着陸時の15~30分程度の時間は、
体内のガスが膨張し、内臓を圧迫する危険があります。
そのことでお腹に痛みがでたり、呼吸が苦しくなる場合も。
気圧が低下すると機内の酸素圧も低下し、妊婦さんの酸素量が減ることで子供への呼吸器、心臓、脳への影響が心配されます。
機内は当然エアコンで温度調整されていますが、地上よりもやはり低く、また湿度は20%以下になるため、
体調が不安定になりがちです。
飛行機慣れしていない方は、いわゆるエコノミー症候群や緊張によるストレスで体に負担がかかります。
乗ってもいい時期はいつから?
では、上記のような危険性を極力少なくして乗れる時期はいつからなのでしょうか?
実は、切迫流産や切迫早産、合併症などがない状態であれば、飛行機に乗っても問題ではなく、飛行機が流産や胎児に与える影響はないとされています。
ですが、妊娠初期は搭乗に医師の診断書が必要なように、危険性がやはりあるという事と理解しましょう。
もちろん必ず危険です!というわけではありませんが、早期流産しやすい妊娠3ヶ月目までは、どうしても、、という
理由がない限り搭乗を控えるのが親の務めではないでしょうか?
安定期に入っていない不安定な状態で、もしもの事があっては大変ですし、すぐに対応もしてもらえませんからね。
いわゆる安定期に入れば外部からの影響も受けにくいので安心 です。
妊婦が搭乗する際気をつけること
- 母子手帳を持参し、航空会社にも伝えておく
- できればトイレ近くの席を取る
- シートベルトは延長ベルトにしてもらう
- 時々立ち上がる
- 水分補給は忘れずに
- 炭酸飲料は飲まない
- セキュリティーチェック
もしもの時やケアを考えて、海外旅行であっても母子手帳を持参。
航空会社にも一言妊婦である事を伝えておくと安心です。
妊娠中はトイレが近いので、できればトイレが近く、通路側の席を手配しましょう。
シートベルトをギュッと締めるとお腹に負担がかかります。
搭乗員さんにお願いして延長ベルトをしてゆったりと着用しましょう。
長時間フライトの場合、同じ姿勢で過ごしているとエコノミー症候群や血流が滞りやすくなります。
1~1.5時間に1回程度は、立ち上がりトイレまで歩くなどして予防しましょう。
機内はとても乾燥しています。水分をこまめに取り水分不足を補いましょう。
炭酸はお腹の中で膨れやすく、気圧の高い機内ではより膨張してお腹を圧迫するので飲まないようにしましょう。
セキュリティーチェック時はX線を浴びます。
人体には影響はありませんが、妊婦である事を伝えると免除される場合もあります。
いかがでしたでしょうか?
妊娠中は気を付けないと、、というところから、危険性や気をつける事を記載しました。
ですが、基本的には電車に乗るのも飛行機に乗るのもそれほど大きくは変わりません。
安定期に入れば体を動かす事も大切になので、無理のない程度にアクティブに過ごすのもいいですよね。
ぜひ、ご出産前のひと時を楽しんでくださいね。