やけど虫に刺された!症状と対処法は?

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夏になると現れる『やけど虫』こと、正式名アオバアリガタハネカクシ。
アウトドアに出かけた際はもちろんですが、部屋の中にも知らず知らずのうちに侵入していて、寝ている間に刺されて、、なんて方も多いのではないでしょうか?
 
虫嫌いの筆者としては、見るのも嫌な上に、皮膚に炎症を起こす程の毒性のある虫がやけど虫です。
 
夏場に向けてやけど虫の生態をしっかりと理解して、対処する必要性がありますね。

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やけど虫とは

 
やけど虫とは
 
オレンジ色の体、黒い頭と尾、青い羽をもつ体長7mm程の虫で、日本全国に分布しており、水田、川原、池沼の付近など湿気のある土壌を好みます。
 
だいたい年に1~3回程度発生し、雑食性で農業では昔から益虫としてされてきました。
 
 
 

なぜ、やけど虫が話題になるのか?

 
農業の益虫として有名なやけど虫ですが、実は人にも被害を及ぼす虫です。
怖いのが小さなカラダとは裏腹に、ペデリンという強力な毒素を持っている点。
 
実は刺されるのが怖いのではなく、やけど虫の体液である毒素が皮膚に付くと、皮膚がやけどのように大きく腫れるのが大きな特徴で、水ぶくれができ痛みやかゆみを伴う「線状皮膚炎」状態になるのです。
 
皮膚炎症
 
そしてやっかいなのが、炎症が引くまでに時間がかかるという事。
皮膚科で塗り薬などの処方箋を使っても、人にもよりますが、腫れや膿が出てくるのが治るのに1週間。
そのあとの色素沈着(茶色い跡)が消えるのに、長い人だと半年間近くかかったという方もいらっしゃいます。
 
 
 

噛まれた時の対処法

 
刺された、体液が体に付いてしまった際は、毒で皮膚が大きくはれる可能性があるため、まずはすぐに幹部を丁寧に水洗いしてください
そしてムヒなどを塗布し、しばらく様子を見てください。
 
腫れが出始めた場合は、体液の影響が出てきた証拠ですので、その場合はすぐに皮膚科を受診して診察を受けるようにしてください。
皮膚科の診断によってステロイド軟膏など塗布剤が処方されるかと思いますが、塗布してからでも1週間程度程度は治るまで時間を要するため、早めに受診するのが得策と言えます。

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やけど虫の駆除方法

 
アウトドアなどに出かけられる際に、虫除けスプレーなどされるのは当然ですが、このやけど虫は自然の中だけでなく、小さなカラダをを駆使して普通に家の中などどこにでもいる事が多い虫です。
 
朝起きて、あれ?ダニに噛まれた? と思っていると、実はやけど虫だったということもよくあります。
 
ですので、家の中に入れないように日頃からしっかりと網戸に隙間がないようにしっかりと閉めておきましょう。
蚊よりもタチの悪い虫!! 出会った時は、えいっと潰してしまいたいところですよね?
 
ですが、ここを一番気をつけてください。
やけど虫の体液が少しでも皮膚に付着すると、皮膚炎になりそれだけでかゆみと腫れに襲われる事があります。
 
決して素手では触らず、外出時なら放っておきます。
家の中で見つけた場合は、ティッシュで厚く包んでから潰すか、そっと外に逃がしましょう。
 
 
 

夏場に気をつけておきたいやけど虫

 
子供虫取り
 
やけど虫がもっとも多く発生する時期は6月〜9月の暑い時期です。
そして水田や川岸、草原などに特に多く生息しているため、夏休みでお子様たちと遊びに行く時期、場所がドンピシャな点が何よりこまりものなのです。
 
ですから子供達には、やけど虫という虫が存在する、危険であるという知識をしっかりと教えてあげておくことが、外遊び中に刺されないためには大切です。
(好奇心旺盛な子供はやけど虫と知らずに捕まえようとする子もいるので、しっかり教えてあげてくださいね)
 
 
やけど虫の被害を受けると、せっかくの一夏をやけどのように晴らした体で過ごすはめにもなりかねません。
ぜひ気を付けて対処してくださいね。


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