代謝をアップさせる正しい水分補給とは?
セラピストでもある筆者は、ボディケアやリフレクソロジーなど、いわゆるからだの揉みほぐしの後には必ずお客様に水分補給をするようにアドバイスします。
それには理由があって、マッサージ後は体内の血流量が増え代謝も上がるため、水分が必要な状態となります。
また体内に蓄積した乳酸などの疲労物質は水などの水分と共に体外へ排出されるため、水分補給は必要不可欠となるわけです。
体内の水分量を調べる方法
ここで興味深いお話をしましょう。
オーリングテストをご存知でしょうか?
オーリングテスト
患者が手の指で輪(O-リング)を作り、診断者も指で輪を作って患者の指の輪を引っ張り、輪が離れるかどうかで診断する。この時、患者の体の異常がある部分を触ったり、患者の空いたほうの手で有害な薬や食物を持つと、患者の指の力が弱まりO-リングが開く、とされる。もともとこれはアプライドキネシオロジーの応用で、当初は腕の力の強弱による診断だった。のちにそれが指の力でも診断可能とされ、この診断方法が提唱された。
(出典Wikipedia)
民間療法の手段の一つとして認知されているこのオーリングテスト。
自分が意識していない領域について「OK」または「NG」のどちらかをこのオーリングテストで調べることが出来ます。
まず、普通にオーリングテストを行います。そこで、親指と人差し指がくっついたままであれば水分は足りていて「OK」ということ。
逆に「ぱかっ」と開いてしまった場合は、水分不足で「NG」ということです。
これは体内の水分量を知る上で、かなり目安になると思います。
水分補給にならない水分とは?
代表的なのはアルコール。
アルコールは、どんな種類でも多量少量に関わらず水分補給にはなりません。
アルコール代謝のために、さらに水分を必要とするため逆に水分不足となるからで、飲み過ぎた翌日に、とても喉が乾くのはそのためです。
間違った水分補給とは?
緑茶に代表される茶葉を使用した飲み物や珈琲などは例外を除き、多少なりとも体内の水分を排出する働きがあります。
ですからアルコールと同様、がぶ飲みするとトイレが近くなり、結果必要な体内水分量が目減りするというわけです。
またスポーツドリンクに代表されるイオン飲料ですが、汗をかいた時や熱中症予防に最適なドリンクとして特に夏場などには欠かせない飲み物になっています。
ほとんどのスポーツドリンクには塩分が入っているため舌に感じるしょっぱさで、飲んだあと多少喉が渇く場合があるようですが、個人差があります。
低カロリーとは言え、これも多量に摂取すると「ペットボトル症候群」になり得る可能性も・・・。
理想的な水分とは?
理想的な水分補給について大体、察しは付いたかと思います。
それはやはり「水」です!
空気と同じように、当たり前に自然界に存在するお水。
人も自然の中にいる哺乳類です。何も足したり引いたりしない、純粋な水ほどからだが必要とするものは無いのです。
理想的な水分補給法
朝一に白湯。
水を沸騰させ、人肌に冷ましたこの白湯が目覚めの一杯としてどれだけからだの役に立つか分かりません。
その一つとして「お通じが良くなる」こと。
朝一番に飲む白湯は、空っぽの胃に染み渡り、何とも言えない至福さを感じます。
また自分が自然の生き物であることを自覚するような畏敬の念にかられます。
それと同時に胃腸が動き始めるため、ひどい便秘症の人もいずれ毎朝快調にお通じがみられるようになります。
水の良さを改めて感じていただけましたでしょうか?
喉が乾いた時、自販機に並ぶ飲み物のどれを選ぶか、もう迷いは無くなると思います。
ただ、何がなんでも水!ではなく、珈琲紅茶や緑茶も大変美味しい飲み物です。リフレッシュの手段として活用しましょう。
また飲み会などの時はお酒と共に「チェイサーのお水」をオーダーするのも忘れずに。