ペットボトル症候群とは?症状と予防法まとめ

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みなさんの中にジュースが大好きで一日のうちにたくさん摂取しているという方いませんか?
オレンジジュースには疲労回復の効果があるという話を聞いたことがあって、たくさん飲むようにしている方もいるかもしれません。
 
しかし、ジュースを一度にたくさん摂取することで「ペットボトル症候群」になってしまうことがあるのです。
ペットボトル症候群という言葉はあまり聞いたことがないと思います。
今日はペットボトル症候群とはどのような病気なのか、症状や正しい水分の摂り方についてです。

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ペットボトル症候群とは

 
ペットボトル症候群とは
 
ペットボトル症候群とは、別名「清涼飲料水ケトーシス」と言われている病気です。
ジュースなどの糖分がたくさん含まれている飲み物をがぶ飲みしてしまうことで、血液中の血糖値が上がってしまい、糖分の代謝に作用するインスリンが一時的に働かなくなってしまうという症状の病気です。
 
インスリンが欠乏してしまうことで、体内で使われるエネルギーとして糖分を使うことができなくなってしまい、その代わりに脂肪をエネルギーとして使おうと体内では脂肪を分解するようになります。
 
脂肪を分解する過程でケトン体と言われるアセトンやアセト酢酸などから成る酸性の物質が体内に蓄積されてしまいます。
ケトン体が体内に多く蓄積されてしまうことで様々な症状が起こります。
いくつか症状の例を挙げてみます。
 

・のどが渇きやすくなり飲み物をたくさん飲んでしまう
・トイレに行く回数が増える
・倦怠感
・肩こり
・食べても満腹感が得られない
・急激な体重減少
・意識もうろう
・昏睡状態

 
このように糖尿病と似ている症状が現れてきます。
このような症状が気になった場合はペットボトル症候群の可能性もあるため、病院に行って診察を受けるようにしましょう。
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正しい水分補給

 
正しい水分補給
 
私たちが日ごろ買って飲んでいるペットボトルのジュースには、驚くほどの糖分が含まれていることを知っていますか?
糖分が少なそうに思えるスポーツドリンクには、メーカーにもよりますがおよそ5~10%ほどの糖分が含まれています。
 
1日に1000mlのスポーツドリンクを飲んだとすると、およそ50~100gもの糖分を摂取したことになるのです。
私たちが1日に摂取してもいい糖分の目安の量はだいたい20~40gと定められています。
 
スポーツドリンクを1000ml飲むことであっという間に糖分オーバーというのが現実です。
毎日スポーツドリンクやジュースをたくさん飲み続けていると、体の中は糖分の摂りすぎという状態が続いてしまいペットボトル症候群にかかってしまう危険性があります。
 
このようなペットボトル症候群にならないようにするためにも、正しい水分の摂り方を知ることが大切です。
 

  • 成分表示を見る
  • 飲もうとしている飲み物にどのくらい糖分が含まれているかを知ることで、摂取量を抑えることにつながります。
    スポーツドリンクならば水で薄めたりして、糖分を抑える工夫をするのも方法の一つです。
     

  • 水やお茶を飲む
  • 清涼飲料水を飲むことで余計にのどの渇きがひどくなります。
    水やお茶での水分補給にすることで、効率よく体内に必要な水分を摂取することにつながります。
     

  • 味の濃いものや乾燥した食べ物は控える
  • 味の濃い食べ物や乾燥した食べ物を食べると、自然と体が水分を欲しがります。
    とくにしょっぱいものなどを食べると糖分が次に欲しくなることが多いです。
    そのような食べ物を控えることで、清涼飲料水の摂取も抑えることができます。
     

  • 清涼飲料水を飲むなら運動をたくさんする
  • 糖分を摂取することで体内の血糖値が急上昇してしまうことが問題なのですから、糖分を消費するようにすればよいのです。
    運動して水を摂取するようにすれば糖分が効率よく消費されます。
    ジュースなどを飲みすぎた際には運動をたくさんして水を飲むようにすれば、理論的には問題ないということになるのです。

 
 
清涼飲料水を摂取すること自体が悪いことではありません。
特に夏場の暑い時や、ジョギング後の水分補給などには気を付け、自分で飲み方を工夫しながらペットボトル症候群にならないように気を付けていきましょうね。
 


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中学生と高校生になる一男一女のママでもあります。 食や美容に関するスクールを開催。 今までの経験はもちろん、最新の情報をお届けしていきたいと思います。

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