妊婦・妊娠中の葉酸サプリ効果と飲むべき時期
妊娠希望のベビ待ちお母さんから、妊娠された妊婦さんまで両方に必要とされている栄養素が「葉酸」です。
女性の身体は「子供を宿す」ように形成されていますので、男性とはまた違う栄養素が必要な時期があります。
その一つである葉酸ですが、何から摂取すればいいのか、いつからいつまで飲めば良いのかわかりにくいですよね。
今回は妊婦の方に向けた葉酸サプリについてお届けします。
なぜ妊婦は葉酸を摂るべきなの?
葉酸という栄養素は様々な効果を発揮してくれるものですが、特筆すべきなのが「赤血球や新しい細胞を作る作用がある点」です。
妊娠中は体内にもう一人人間がいるわけですから、多くの赤血球や細胞を作る必要がありますよね?
そして葉酸は新たな細胞が作られる際複写される、「DNA」の合成にも携わっているため、生命の源を作る栄養素といえます。
実際厚生労働省では、妊娠中は通常の2.5倍異常の葉酸を摂取することを推奨しています。
そこで必要不可欠な栄養素である葉酸を、意識して多く摂取しなければいけないのです。
葉酸サプリメントの効果
- 体重増加しない
- 摂取量が把握できる
- 自然由来で安心
葉酸をしっかり摂取しようとするとやはり食事量を増やすことになります。
結果妊娠太りを起こす場合が多いですが、サプリならカロリーオーバーする心配がありません。
葉酸を食材から摂取するのは、1日に食べた食材から葉酸量をいちいち計算しなければいけません。
栄養士でもない限り管理するのは大変ですし、それをストレスに感じていては、できるだけ心穏やかにいるべき妊婦さんにとって本末転倒になってしまいます。
最近の食材は注意しなければオーガニックな食からかけ離れてしまう場合が多いです。
ですが添加物などなく、原材料も自然製法で作られた野菜などからなるサプリを間違いなく選べば安心感も高いです。
葉酸サプリを飲むべき時期
よくある質問として「葉酸サプリを飲む時期」についてです。
- 妊娠がわかったらすぐ飲む
- 安定期に入るまでを目安に
- 安定期後も必要
- 授乳中も続けたいところ
まず妊娠がわかった時点で飲み始めましょう。
赤ちゃんの成長を助け、葉酸を摂ることで赤ちゃんの先天性異常のリスクの低下にも繋がるからです。
もちろんサプリでなくてもレバーやモロヘイヤ、ブロッコリーなど葉酸を多く含む食材を意識して食べることが大切です。
安定期に入るまでの間に葉酸不足になると、神経管閉鎖障害という脳や脊髄におこる先天性異常のリスクが高まりますので、妊娠3、4ヶ月頃まではしっかりと摂取すべきです。
一番摂取したい時期は安定期前までですが、当然その後も葉酸は必要です。
前述したように細胞生成に不可欠な葉酸によって、赤ちゃんは成長していくからです。
もちろんお母さん自身にも葉酸栄養素が必要ですので、やはり多く摂取し続けるべきです。
出産後に与える母乳は血液からできています。
授乳したことで髪の毛や肌がボロボロになった、、という方がいますが、これは体内栄養素が足りなくなることが原因です。
授乳時期にもしっかり葉酸を摂取することで良質な母乳が作られ、それを飲んだ赤ちゃんの細胞分裂(成長)を助けますし、お母さんが栄養不足に陥るリスクがぐっと減ります。
葉酸は妊娠中の母子にとって必要不可欠な栄養素です。
摂取しすぎることを心配される方もいますが、葉酸に副作用はありませんので、サプリの目安量を飲み、バランスのよい食事を摂っていれば問題ありません。
ただしどんな栄養素も過剰摂取はいけませんので、1日に1mg程度までに止めておくのがよいでしょう。