蚊に刺された痒みを劇的に消すテクニック
近年は温暖化の影響もあってか、蚊の活動期間が秋口過ぎまでと少しずつ長くなっているようです。
殺虫剤や虫よけ剤なども年々進化を遂げていますが、少し油断しただけで数か所刺されてしまっているなんてことよくありますよね。
それに小さいお子さんのいる家では、あまり強い殺虫剤は使いたくないというのが本音ではないでしょうか。
かゆみ止めの薬なども刺激の強いものはこどもたちも嫌がります。
そこでご紹介したいのは、薬などを使わなくてもびっくりするほど痒みが治まるマル秘テクニック。
痒みを抑えてかかなければ、刺され後もほとんどできないので肌の見た目にもいいですよね。
蚊に刺された箇所を温める!
蚊に刺されたあとに痒みと腫れが発生するのは、蚊の唾液成分によってアレルギー反応を起こしているためです。
蚊は血を吸う前に、吸血しやすくするための唾液を皮膚に注入します。
蚊の唾液には、血液が空気にふれても固まらなくしたり、刺すときの痛みを少なくするための成分が含まれています。
蚊の唾液、たんぱく質からなる成分なのですが、実は高い温度には弱く、50度程度で破壊されてしまうのです。
なので蚊に刺された箇所を50度程度のもので温めると、蚊に注入された唾液が破壊され痒みは驚くほど治まるのです。
方法はいろいろあります。例えばコーヒーなどの温かい飲み物を飲んでいる途中であれば、コーヒーカップを刺された箇所に当てます。
一番おすすめなのは金属製のスプーンを温め、それを皮膚に当てる方法。
スプーンをガスやライターの火などで温め、蚊に刺された箇所に数秒当てます。それだけで抜群の効果があります。
やけどに注意してお試しください。
セロハンテープを貼る!
蚊に刺された箇所にすぐセロハンテープを貼れば痒みが治まる、にわかに信じがたい話ですが、それを裏付ける理論もちゃんと存在します。
蚊に刺されて痒みが引き起こされるのは、蚊の唾液によるアレルギー反応との他にも、唾液によって血液が固まらず蚊に刺された穴を埋められないために炎症を起こしてしまうことも原因となります。
そのため、蚊に刺された小さな穴を埋めることによって、末端の神経が安定化し炎症が治まる、つまり痒みが治まるということなのです。
穴を埋められるようなものであれば何でも応用できます。
ばんそうこうのテープ部分や、マニキュアを使ってみて効果を実証したという人もいます。
しかし生活の一番身近なところにあるのはやはりセロハンテープではないでしょうか。
1時間程度貼っておけば痒みは治まってしまうようです。
石鹸で洗い流す
蚊に刺されたあと、少しでも毒素を出してしまうために水で洗い流してしまう人もいるかもしれませんね。
しかし残念ながら水ではなかなか痒みはなくなりません。
そこからもう少し踏み入れて、泡立てたせっけんでしっかり洗ってみてください。
実は蚊の唾液成分は酸性。それを中和させるためにアルカリ性の代表格である石鹸を泡立て、刺された箇所に塗り付けます。
この方法に関しては刺されてあまり時間がたってしまうと効果がありません。
なるべく刺された直後に試してください。
石鹸の中には肌に優しいことをうたう「弱酸性」のものもありますが、洗うことが目的ではなく「中和」させることを目的としているため、必ずアルカリ性の、なるべくならば昔ながらの石鹸を使ってください。