【風邪や花粉症に】レンコンのすりおろし汁の栄養効果
日本人の食卓ではおなじみの食材レンコン(蓮根)。
名前に根が入っているように、根野菜は昔から滋養強壮など、土からのエネルギーを豊富に持つため高い栄養が重宝されてきました。
レンコンは水生植物のため、畑で簡単に育てることができないので、ちょっとした高級食材だったんですよね。
そんなレンコンには、風邪予防をはじめ様々な効果・効能があります。
今日はレンコンの栄養素についてお届けします。
レンコンの栄養
レンコンは冬野菜ですが、他の野菜と同じく現在では1年中食べる事ができます。
高い栄養価は、ビタミンC、ビタミンB、食物繊維、タンニン、カリウム、ムチン、鉄など多くの栄養素が含まれていて、
特に注目したいのが、ビタミンCが100gの中に55mgも含まれている点です。
この濃度はレモンに匹敵する程で、なおかつ他の栄養価も高いのでレモンよりも1つの食材でバランス良く栄養が獲れるのが最大の魅力じゃないでしょうか?
また、レンコンは他の食材のビタミンと違い熱に強いのが特徴で、煮物にしてもビタミンが壊れない特性があります。
レンコンの効果
- 風邪予防・対策、喉の痛み
- 免疫力・抵抗力アップ
- 花粉症に効く
- アトピーなどのアレルギー
- 美肌効果
- 疲労回復
- 胃もたれや胸焼けに
ビタミンCの宝庫であるレンコンは風邪の症状緩和に最適です。
喉の炎症を抑える効果もあるので喉風邪には特に効果的です。
ビタミンが白血球機能を促進し、たんぱく質の一種のレクチンが免疫力を高めてくれます。
れんこん農家には花粉症はいない!と言われる程、花粉症対策に効果的です。
ビタミンCやポリフェノールによる免疫抵抗アップ。また粘膜保護に効果のあるムチンが鼻や気管を正常に機能させてくれます。
花粉症以外にもアトピーなどのアレルギーにも効果的で、続けて食べることで改善に繋がります。
シミ、そばかす予防をはじめ、美肌やアンチエイジング効果も。
ビタミンを始めとした免疫効果は、疲れた体を癒し疲労回復をはかってくれます。
レンコンの粘り成分であるムチンは、胃腸を整えてくれるため胃や胸焼けにも効果的です。
その他にも、鼻血の止血や、発がん性物質を抑える、ダイエット、むくみ防止、二日酔いなど本当に多くの作用があります。
すりおろし汁の作り方
レンコンの調理方法は多種に渡りますが、
今回は何かと重宝する「すりおろし汁」についてご紹介したいと思います。
レンコンのすりおろし汁は、昔から風邪をひいたられんこん汁を飲め。と言われ、
薬膳として利用されてきました。
栄養をそのまま搾り取れるため、上記した効果も効率良く吸収できるのでおすすめです。
1.レンコンをまずはきれいにあらいましょう。
2. れんこんをおろし器で、すりおろしていきます。
(皮や節のところが特に栄養価があって薬効が高いので、そのまますりおろすのがポイントです)
3.すりおろした後、キッチンペーパーなどでこします。
4.こした汁をお湯で少し薄めて、お好みでハチミツや生姜を入れて出来上がりです。
※このように、そのまま頂く事で栄養を壊さずに摂取できますよ。
またレンコンの栄養は熱に強いので、こした汁をそのまま煮物やお味噌汁など他のお料理内に入れても使えますよ。
レンコンの絞り汁は、即効性の欲しい風邪の時は1日2日でも十分ですが、
アトピー改善や花粉症対策のためには約10日間ほど続けてみてください。
また季節の変わり目などに毎回風邪をひいてしまう、、という方は、季節の変わり目にレンコン汁を飲む習慣をつけるとよいでしょう。
生姜湯が風邪や風邪予防に効くように、同じ根菜であるレンコンにもたくさんの滋養栄養素が含まれています。
1日では明らかな効果を感じにくいかもですが、10日間続けると体内改善によってその効き目を体感できるかと思います。
ぜひ参考に実践してみてくださいね。