【心理学で行動】片付け上手になる6ステップ
部屋が散らかっているのは分かっているものの、なかなか片付ける気にならない人はいませんか?
中には片付けが苦手、もしくは苦痛だなんて人もいるはず。
今回はそんな人こそ読んで欲しい、心理学を取り入れた片付け術をご紹介します。
アドラー心理学で上手に片付ける?!
ここでいうアドラー心理学とは、オーストリア出身のアルフレッド・アドラーが提唱した個人心理学のことです。
これは「すべての悩みは対人関係の悩みである」としたもので、人は過去の原因によって行動するのではなく、目的に沿って生きているという「目的論」で考えています。
つまり普段から怒りっぽい人は自身の目的を達成するために怒っているのだと考えるということ。
そして、このアドラーマインドを片付ける際に不快な感情こそ、より心地好い状態=目的を叶えるエネルギーであると考えて行動していくのです。
片付けられなくてイライラするのは、片付けられない自分にイライラしているのではなく、片付いた心地好い状態にするためのイライラであると意識を変えるのです。
このように気持ちを切り替えて、さらに次の6つの手順で片付けていくとストレスなく片付けられるのです!
アドラー流片付け6ステップとは?
- 1.行動をイメージする
- 2.全部出して分けて減らして整理する
- 3.収納する
- 4.片づけの極意は使ったら戻す癖をつける!
- 5.掃除も1日1回でOK
- 6.ライフスタイルの変化を見直す
まずは、自分にとって何をしているときが幸せか、部屋で何をしたいかをイメージします。
固定観念にとらわれず、○○したいという行動にアプローチすると、部屋をどう片づければいいのかが分かってきます。
イメージがなかなかできない人は部屋の間取りを描いた紙にイライラポイントをピックアップして書き込んでみましょう。
すると、部屋をどうしたいという行動が見つかるはずです。
具体的なイメージが固まったら、次は整理です。
ポイントは全部出して、分けて、減らすこと。
ルールはなく、自分の価値観や心地好いと思う手順で大丈夫です。
例えば、クローゼットの整理の場合なら洋服を「快」と「不快」に分けて行きます。
「不快」の洋服は捨てても捨てなくても構いません。
要は、不快な物を減らして快の物と仲良くできる環境を作ればいいのです。
整理が出来たら次は収納です。
収納家具やグッズを買う前に、整理されたモノの定位置を決めていきます。
自分の普段の行動イメージに沿って、どこになにを置くかを考えるのがポイント。
モノの定位置を決めるときも、アドラーマインドを取り入れて、自分主体に考えます。
既成概念に惑わされずどこにどう置くのが自分に適した収納なのかを考えること。
収納方法は次の手順で行ってください。
☆引き出し収納…立てる、仕切る、重ねない
☆棚の収納…高さ調整可能に、棚は増減自在に、奥高く手前は低く
☆吊るす収納…1フックにかけすぎない、洋服は1つのハンガーに1着まで
このいずれかに当てはめて収納するとスッキリ整理できるでしょう!
片づけで最も大切なのは、日頃から使ったらすぐに戻しておくことです。
最初は意識して繰り返すことで、使った後はすぐに元の位置にもどすことを習慣化してしまいます。
また、片づけと掃除の時間は別々に分けることも重要です。
どうしても片づけながら掃除をすると大変ですし、余計な動きもしがち。
寝る前に毎日5〜10分程度片付けに集中するだけでもかなり変わっていきますよ。
でも言った通り、片付けと掃除は別にすると楽になります。
なので、例えば片づけは夜、掃除は午前中などと1日のどこかで1回「リセットタイム」を持てればOKなんです。
忙しければ週末にまとめてやるのでも大丈夫ですよ。
いままでの手順で一度は片づいても、生活の変化で片づかないときが必ずやってきます。
つまり、定期的に片づけ方を見なおしが必要になるのです。
子どもがいる家族は半年ぐらいで、ライフスタイルが確立されている一人暮らしは2〜3年のサイクルで変わります。
生活環境が変わったり、片付かなくなってきたと感じたら、また1からやり直してみてください。
ライフスタイルが変化するたびに見直していけばだんだんとコツやポイントが分かって、より心地よい理想の暮らしになっていくでしょう。
いかがでしたか?
片付けに苦手意識がある人も、心地好い暮らしをイメージすると楽しくなりますよね。
少しでも、片づけられた部分に注目して「できたね。」と認めてあげると、
よりやる気が持続する効果があるそうです。
できない自分を責めずに、楽しく家族も巻き込むお片づけ。
興味のある方は、ぜひ参考文献をご覧ください
参考文献:あなたのお部屋がイライラしないで片づく本