面倒な職場派閥メリット・デメリットや対処法は?
職場内の人間関係で起きやすい「派閥争い」。
そもそもなぜ派閥ができてしまうのでしょう?
めんどうな人間関係に疲れてしまったとき、いったいどうすればいいのでしょう?
今回は派閥争いをベースに職場などの人間関係を探ってみました。
派閥とは?
「派閥」と聞くと思い出されるのが政治の世界です。
ウィキペディアによると「派閥(はばつ)とは、組織内において利害で結びついた人々によって形成する集団」とあります。
職場も組織の一つ。政治の世界同様、職場内でも必ず自然発生するのが「派閥」です。
なぜ派閥ができるの?
もし、とても好感がもてる人がいたとしたら出来る限り同じ時間を共有したいと思うもの。
派閥のベースはそこにあります。
同じ波長を感じたり、何らかの共通点があったりなど、共感できる面が多い人同士は、同じ派閥に収まりやすい傾向があります。
また本来、社会的欲求(帰属欲求)を人は持ち、どこかの集団に属したり、群れることで安心感を得る心理が自然とあることも派閥ができる要因です。
派閥のメリット
- 仲間のサポートがある
- リーダー格の人には、なくてはならない
同じ派閥内では互いにサポートし合うのが当たり前です。
これは心から共感しあえる間柄だからこそ。
派閥内のサポートは大きなメリットがあり、仕事のやりやすさを重視したら、これなくしてはあり得ません。
問題を未然に防ぐ、周到な根回しなど、自ら率先して動いてくれるのが派閥内の人たちです。
派閥内のリーダーだけが悪戦苦闘することがないため、リーダー格の人にとって派閥はなくてはならないものです。
派閥のデメリット
- 異論にも同意しなければならない
- 足の引っ張り合いに?
もし何らかの意見に対し「それは違う」と思っても、派閥内では異論を唱えることは少々リスキー。
同じ派閥内で意見対立は避けるのが暗黙のルールです。
派閥内であってもそれが表面的な信頼関係であった場合、何か問題が起きたとき「足の引っ張り合い」に発展することもあります。
例えばネガティブな発想がぶつかり合ったときや、リーダー格の人に対し不信感が起きたときなどで、派閥内の空気は一瞬にして崩れてしまいます。
派閥に入りたくない!対処法は?
- 孤軍奮闘派
- 中立派
どの派閥にも属さない「孤軍奮闘派」は中間管理職に多いタイプです。
派閥に入らないのは一見楽そうですが、周囲の人たちからのサポートを受けられることはまれです。
それどころか周囲から「この人のためにやりたくもないサポートをしなければならない」という理由で、不平不満の種になってしまうこともあります。
「群れるのが苦手」という人はたくさんいます。
精神的に自立している人にそのような傾向が多くみられ「一人でいるのが一番好き」というタイプです。
それに相対して「グループで行動しないと不安」とか、「常に誰かと一緒でいたい」という人は特に派閥に属したがります。
中立派は派閥に入っている人からみると「八方美人」にみられがち。
しかし派閥を避けたいのであれば、どんな陰口にもびくともしない強い精神力か、何を言われても動じないフラットで前向きな思考が必要です。
避けられない派閥争い
派閥がある限り、派閥争いは避けることができません。
それは意見の違いもありますが、お互い譲ることができないその「性格」にあります。
楽観的にみることができる人と、石橋を叩いて渡る人の違いは180度の違いがあります。
「お互いの違い」が派閥を生み出している原因ですが、相手を変えることはできません。
しかしそれをなんとしても変えようと試みることが派閥争いにつながっています。
おわりに
同じ人間同士なのに「性格の違い」「相性の悪さ」に対する悩みは尽きないものです。
あなたは派閥に入っていますか?入りたくなくても入らざるを得ない状況かもしれません。
しかし仕事を潤滑に進行させるために、ある程度の派閥は必要かもしれません。
派閥争いは避けたいものですが、派閥をうまく取り入れ、活用していくことが賢明といえるでしょう。