【目指せツヤ肌】乾燥肌の原因と正しいスキンケア
この冬の時期、空気が乾燥してくるとカサカサとしたお肌の乾燥が気になりますよね。
特に、年中乾燥に悩む乾燥肌(ドライスキン)の方は更に困っていることと思います。
今回はそんなつらい乾燥に悩む方へ向けて「乾燥肌の正しいスキンケア」についてご紹介します。
乾燥肌の原因
まず乾燥肌とは、皮脂分泌量の低下や角質細胞間脂質などの減少により、角質の水分含有量が低下している状態のことです。
少し専門的になりますが、そもそも皮膚の水分は、発汗や皮膚呼吸に伴う蒸発によって失われます。
ですが、体内や空気中の水分によって不足分が供給されています。
そして、皮膚の保湿や潤いは天然保湿因子(NMF)、角質細胞間脂質によって保たれています。
皮膚は皮脂膜、天然保湿因子(NMF)、角質細胞間脂質の3つの物質によってバリアを作って、紫外線やアレルゲンなどの外部刺激から肌を守り、
皮膚の水分を保湿する構造になっています。
つまり乾燥肌は年齢や体質、環境や生活習慣などによって、元々持っているはずのこうした皮膚のバランスが崩れてしまうことなのです。
下記でもう少し乾燥肌の原因を詳しくみてみましょう。
- 原因①皮脂量の低下
- 原因②天然保湿因子(NMF)の低下
- 原因③角質細胞間脂質の減少
肌を守る皮脂の膜の皮脂量が低下すると、刺激が直接角質層に伝わってしまいます。
皮脂量は一日1~2g程分泌されますが、環境や年齢によって変化します。
女性は20代で分泌量のピークを迎え、後は減少してしまいます。
天然保湿因子は角質細胞内に存在し、アミノ酸類、乳酸、尿素、クエン酸塩などからなり、
水分を保湿する特徴があります。
この天然保湿因子によって細胞の水分量は一定に保たれるので、
日焼けや加齢、ストレスなどによる負荷によって低下してしまうと乾燥に繋がります。
角質細胞と角質細胞の間を埋めているのが角質細胞間脂質です。
そして角質細胞間脂質は水分を挟み込む性質があるため、
角質細胞間脂質が減少してしまうと、角質細胞同士がスカスカになり、バリア機能が低下するだけでなく水分も失われてしまいます。
正しいスキンケア方法
前置きが少し長くなりましたが、乾燥肌の原因が分かったので、次は具体的な乾燥肌のスキンケアのポイントについてご紹介します。
- クレンジング
- 洗顔後
- 化粧水
- パッティング
- 保湿美容液
- クリーム
肌への負担が少ない低刺激のものを使い、30秒から1分の間でメイクオフするように心がける。
ただし、アイメイクは低刺激のものでは落ちにくいので、専用のリムーバーを使ってあらかじめ落としておくと良いですよ。
洗顔後は柔らかい清潔なタオルで軽く押して拭く。
柔らかいティッシュペーパーを顔の上に乗せて水気を取る方法もオススメです。
化粧水は配合されている成分に着目する。
肌の水分量の要である角質細胞間脂質のセラミドやヒアルロン酸、ビタミンC誘導体などが含まれているのが良いでしょう。
「乾燥肌向け」や「赤ちゃん向け」と明記されている化粧水もオススメ!
化粧水はコットンではなく手で行うことが実はポイント。
肌を包み込むように優しく押さえてパッティングしましょう。
乳液やクリームの前に塗ると効果的。
化粧水は肌に水分を与え、乳液やクリームは肌に蓋をするのに対し、保湿美容液は肌を整えてくれるます。
化粧水、保湿美容液の後に使う。
それぞれ違うものを使用すると相性や性質などが良くない場合もあるため、ライン使いの方が良いです。
いかがでしたか?
肌がカサカサしているとなんだか老けて見えたり、せっかくのメイクも映えませんよね。
乾燥肌対策は、まずは原因を知ることと自分に合ったスキンケアを見つけることです!
今までの生活習慣やスキンケア方法を見直し、今年の冬はしっとりうるツヤ肌を目指しましょうね。