炭酸飲料の良い効果と健康への害について
仕事の後やスポーツの後に炭酸飲料をグビグビ。。
あの飲んだ時の爽快感は何とも言えませんよね。
でも飲んだ後に胃が痛くなったり、すぐトイレに行きたくなった事ってありませんか?
コーラを初めとする炭酸飲料は、心や体にとってもいい所がある反面、あまり飲みすぎると健康に悪影響を及ぼします。
現にスポーツ選手は、炭酸飲料は飲んではらいけないと指導するところもあるそうです。
今回は炭酸飲料の良い効果と、逆に健康に及ぼす害についてお話ししていきます。
炭酸飲料がもたらす効果
まずは、炭酸飲料の持つ効果についてです。
- 爽快感を感じれる
- 消化促進効果
- 疲労回復効果
- 二日酔いに効く
コーラやサイダーなどの炭酸飲料を飲んだ時に感じるスカッとした爽やか感。
この爽快感が気分をリフレッシュさせてくれます。
ヨーロッパでは食事の時に炭酸水を飲むのが一般的。
炭酸水は胃を刺激して、消化の働きを促進する効果があります。
肉体労働やスポーツの後の疲れは疲労物質の「乳酸」が原因です。
炭酸ガスには乳酸と反応して二酸化炭素と水に変えてもとの弱アルカリ性にもどす効果があります。
ですので、少量の炭酸飲料を飲むと疲労回復に繋がります。
とある研究によると、二日酔いを抑えるALDHという酵素の働きを炭酸飲料が促進させるという論文があります。
筆者自身、お酒を飲んだ次の日は胃がすっきりするからと炭酸飲料を飲んでいたのですが、本当に二日酔いに効くようです。
炭酸飲料とダイエットとの関係
炭酸飲料のメリットといえばだれもが直感的に考えるダイエット効果。
これは、炭酸水を食事の10分前に飲む事で満腹感を得れることや、便秘防止に効く、基礎代謝が上がるという効果からダイエットに取り入れる方もいます。
ですが、これはあくまで少量の摂取、そして無糖の純粋な炭酸水を飲んだ場合に限ります。
カロリー0をうたった炭酸飲料は、人工甘味料が使用されているため体への害はとても高いといえますのでご注意を。
炭酸飲料がもたらす害
では、コーラなどの炭酸飲料が健康にもたらす害はどのようなものがあるのでしょうか?
嘘か真実かを交えてご紹介します。
- 歯が溶ける?
- 胃痛や下痢になる?
- 肥満や糖尿病になる?
子供の頃よく親に言われた「コーラばっかり飲むと歯が溶けてなくなるよ」と言う風評。
結論から言うとそんな事はありません。
コーラの成分の中にはリン酸という酸味料が入っていて、例えば魚の骨や人間の歯を長時間リン酸に漬けると溶けます。
しかし実際にコーラを飲む時には一瞬しか歯に触れませんし、唾液もそれを守ってくれます。
したがってコーラを飲んで歯が溶けると言う事はありません。
ですが、本当に害があるのは炭酸飲料に含まれている糖分量です。
大人が一日に取るべき糖分の量は約20g。それに対してコーラのレギュラー缶には39gの糖分が使われているのです。
さきほど炭酸は胃を刺激して消化の働きを促進する効果があります。と書きましたが、
それはあくまでも普通の量を飲んだ時の話です。
飲みすぎてしまうとその刺激が強すぎて胃痛や下痢の原因になります。
コーラや炭酸飲料の飲みすぎは糖分の取りすぎに繋がり、肥満や糖尿病ばかりでなくさまざまな病気を引き起こす可能性が高いです。
炭酸飲料は無糖にしよう
前述したようにコーラやソーダなどの糖分の多い炭酸飲料が好きな人も多いかと思います。
すっきりとした爽快な喉越しは確かに魅力的ですが、実は爽快感よりも「糖分依存症」になっているだけという場合が多いです。
特に毎日炭酸飲料を飲まないと気が済まなかったり、常にコーラが冷蔵庫にあるという人はおそらく依存症にすでになっている可能性が高いです。
炭酸飲料を飲む場合は、できるだけ無糖の炭酸水を選ぶようにしましょう。
最初は物足りないかもしれませんが、徐々に十分満足感を得れるようになると思います。
また炭酸飲料はどうしても冷たく冷やすため、飲みすぎると身体の冷えにつながりますので、飲みすぎには注意してくださいね。
コーラをはじめ炭酸飲料のメリットはたくさんありますが、中に入っている糖分や着色料などを考えると害になる場合もありますので、やはり飲みすぎている人は量を減らす、純粋な炭酸水を飲むなどの対策をすることが健康のためには必要ですね。