末端冷え性の原因と改善策【食事や入浴が大切！】
この寒い時期、気がつけば手足が冷えていることはありませんか？
寝るときも靴下が欠かせないなんて人は、末端冷え性かもしれません。
女性には多くいるので、「冷え性なんて大したことない！」なんて放って置くのは危険です。
じつは、冷え性というのは生活習慣病の入り口なんです。
今回はそんな知っておきたい末端冷え性と原因とその改善策についてご紹介します。
末端冷え性の原因
末端冷え性の原因として、まずは血流の悪化があります。
血液というのは常に体の隅々まで常に循環していますが、手足が冷えるということは血液が循環していないことをあらわしています。
血液が上手く循環されないということは栄養や酸素が行き渡らず、不必要な二酸化炭素や老廃物も運んでくれないため、体内に毒素がどんどん溜まっていくことになります。
・血液がドロドロしている
・動脈硬化
・筋肉のこり
・運動不足
・ストレス
もし手足が冷えているようなら、上記のどれかに該当するはずです。
次に考えられるのは代謝の低下です。
体内の化学反応は全て酵素によって起こりますが、この酵素は40度～60度という高い温度で活性化するため、体温が低いと働きが鈍り、代謝も低下してしまうのです。
代謝が低下していることは肌のターンオーバーによってわかります。
細胞が常に新しく作られていると肌の調子も良いのですが、代謝が低下し細胞が老化したままだと、肌荒れやシミ、そばかすの原因にもなります。
また、代謝が低いと脂肪の分解や栄養の吸収にも影響するので、代謝が低下することはとても体に良くない状態なのです。
まずは、どうして手足が冷えるのかをしっかりと把握しておくことが大切です。
末端冷え性だとどうなる？
末端冷え性の怖いところは、知らず知らずのうちに体のどこかが悪化してしまう可能性があることです。
- 内臓機能が低下する
- 太りやすい体質になる
- 風邪をひきやすくなる
手足に血液が循環されにくいということは、もっと重要な内臓にも上手く血液が循環されていないことになります。
内臓も細胞で構成されているため、その細胞が血流悪化によって老化してしまうと内臓機能は低下し、萎縮してしまうことも。
そうなると肝硬変になるかもしれません。
末端冷え性の場合、汗をかきにくいため体の老廃物が溜まり、デトックスできない状態になります。
そうなると、痩せにくく太りやすい体になってしまいます。
体内にウィルスが侵入すると、それを死滅させるために体温があがり、これを免疫力と呼びます。
つまり、体温というのは免疫力の要になってきますが、体温が低いということはそれだけ免疫力も下がります。
風邪をひきやすい方は体温が低いのかもしれません。
末端冷え性を改善させるには
末端冷え性を良くするためには、いくつか方法があります。
一つ一つ実践することで、かなり改善されますよ。
- 食べ物で体を暖める
- 半身浴をする
- 並主要部位を決して冷やさない
食べ物には体を暖めてくれるものがあるので、それらを積極的に摂るようにしましょう。
もちろん、温かいスープや生姜湯などで、体内温度を上げる事も大切です。
水分補給も、冷たい水ではなく、白湯（お湯）にするだけでも効果がでてきます。
・かぼちゃ
・しょうが
・ネギ
・ニラ
・にんにく
・かぶ
・玉ねぎ など
38℃から40℃のぬるま湯に、下半身が浸かるようにして15分から20分程半身浴をしましょう。
デトックス効果もあるので美容と末端冷え性対策になります。
シャワーしかしないという方は、ぜひ湯船に浸かる習慣をつけてみてください。
身体に熱を溜める部位である、「首」、「足首」、「お腹」を冷えないようにするだけで大分効果があります。
あったかパンツやレッグウォーマー、マフラーなどを使って外でも家でも冷やさないように心掛けましょう。
「たかが手足の冷えなんて…」と思っていたら、それは大間違いです。
末端冷え性は怖い生活習慣病の入り口です。
それでなくても冷えは美容の敵ですし、内臓器官にも大きな影響を与えてしまいます！
普段からこまめに気をつけて、ぜひ末端冷え性を改善していきましょう。
